★★★ドキドキ~KinKi Kids~ザワザワ★★★

自分の好きなことに関して…人生観・教訓的な…。個人的意見をダラダラと書き綴る…。

★★★歴史…兄さま★★★

 

私の人生の中で鮮明に残ってる…悲しい出来事…。

 

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あれは…私が中学三年生のときだった…。

私の家からは、友達の立派な一戸建ての家が見える…。

二階の大きな窓…上半身が見えるほどの大きな窓…。

その部屋は…兄さまの部屋だった…。

 

季節は初夏だったように記憶している…。

外に出てると半袖でもいいくらいの季節…。

でも、家の中にいると…少し肌寒い感じの微妙な季節だったように思う。

 

兄さまは部屋の片づけをしていた…。

たくさんの本を何度も紐で結んで、ひとくくりにしていた…。

 

私は、そのときの様子を長らく見ていた…。

普通なら、人さまの部屋をずっと見ているなんて…できないこと…。

でも…その日は…なぜか…その兄さまに釘付けになっていた…。

 

兄さまは…私の存在など全く目に入っていないようだった…。

そんなだから…いつまでも見ていられたのかもしれない…。

 

兄さまは…とても穏やかな表情で…、悲しげでもあり…幸せそうにも見えた。

そう…そんな表情も読みとれるぐらいの距離にいたのに…。

兄さまは気づかなかった…私のことなど眼中になかった…。

 

そんな…まったりとした時間が流れたあと…。

部屋は綺麗に片づいていた…。

机の上に、ひとくくりにした本を置き…『フッ』と溜息をついたように見えた。

 

そして…兄さまは…私のほうを見た…。

無表情ではあったが…少し…ほんの少し…会釈したように見えた…。

私も中途半端な会釈をした…。

 

そして…その次の日だっただろうか…。

 

その兄さまの妹と同じクラスだった私…。

先生が慌てて教室に入ってきて、その友達に耳打ちした…。

彼女は目を見開き…口に手を当てて…声をだして座り込んでしまった。

 

兄さまは…自ら命を絶ってしまったのだ…。

 

私は、驚いたというよりも…少し腑に落ちたような気がした…。

言葉では言い表せない…。

あのときの…兄さまと私だけの空間…不思議な空間…。

まるで…夢の中でフワフワしてたような空間だった…。

 

兄さまの家族は皆…悲しみの中にいた…。

でも…私は違う感情を抱いていた…。

 

兄さまは…死を覚悟してたからこそ…。

あのとき…あんなに穏やかな表情をしていたのだと…。

死を選ばなきゃならないほど…生きることに疲れ果てていたのなら…、

兄さまは…楽になれたのかもしれない…。

兄さまは…幸せになれたのかもしれない…。

兄さまは…やっと心の底から笑うことが、できるのかもしれない…。

 

兄さまの幸せと引き替えに…家族の不幸が始まってしまうけど…。

 

生きるということ…。

誰かが笑い…誰かが泣いている…。

そんなことの繰り返し…。

 

 

♪♪♪~君が云う神様とやらが…この頭上…存在するのなら~♪♪♪

    ♪♪♪~この想い届きますように~♪♪♪